《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
それも…私たちと同じ制服姿。



「そ、そうなの??」


遠藤君は眼鏡の奥の瞳を見開き、私に訊ねる。



「はい…まあ~政略結婚と言うか…」


「そっか・・・」


「遠藤君…」


「あ、いや…俺はこれで・・・」
遠藤君は足早に去ってしまった。



「諦めの早い男だな…」


「その制服は?」


「烈から奪った…。スーツでうろつくと目立つし…」


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