《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
《6》社長の誠意
~留奈side~
それから、1週間が過ぎて、捺さんとの見合いの日が来た。
彼のリクエスト通り、あのワインを零されたピンクの振袖に再び、身を包む。
ホテル側の迅速な対応でシミは跡形も無く、私の手元に戻って来た。
あの出来事は全ての発端。
見合い場所は高級住宅街の一角にある日本庭園の美しい料亭旅館。
概観は昔ながらの純和風。
私はお父さんとお継母さんをと共に部屋で待っていた。
「遅れて申し訳有りません!」
捺さんは慌てた様子で、襖を開けて、入って来た。
「午前の会議が思った以上に長引いてしまって・・・」
「別に…構いませんよ」
彼のリクエスト通り、あのワインを零されたピンクの振袖に再び、身を包む。
ホテル側の迅速な対応でシミは跡形も無く、私の手元に戻って来た。
あの出来事は全ての発端。
見合い場所は高級住宅街の一角にある日本庭園の美しい料亭旅館。
概観は昔ながらの純和風。
私はお父さんとお継母さんをと共に部屋で待っていた。
「遅れて申し訳有りません!」
捺さんは慌てた様子で、襖を開けて、入って来た。
「午前の会議が思った以上に長引いてしまって・・・」
「別に…構いませんよ」