《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*

「はい…///」



懐石も食べ終わり、デザートはメロンとコーヒー。



｢最後で申し訳ございませんが…」


捺さんが立ち上がって、私たちのそばに正座し直した。



｢…藤ヶ谷副社長…留奈さんを必ず幸せにしますので、俺に留奈さんを下さい！！」



畳に額を擦り付けるかのような深い土下座。



｢桐生社長!!?…待って下さい…!!」



お父さんの方が戸惑い、捺さんの土下座を制する。



「しかし、留奈さんは大切な一人娘で…」



「ともかく…頭は上げて下さい…。桐生社長の誠意は分かりました…」