《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「・・・何だって!!?それは本当か??」


苛立ちながら、電話に出た捺さんだけど。
最後には笑みを浮かべていた。



「分かった…。そう言う理由なら、直ぐに社に戻る」


捺さんは電話を切った。


私も身体を起こして、乱れた着物の襟を整えていた。



「…お前のいちゃつく時間は無くなった。ザンネンだか…俺は社に戻る」


残念な方は捺さんの方に見えるけど。


「ようやく…イタリアの有名建築家とアポが取れてさ…」


「・・・」



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