《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
何気なしに漏らしたお父さんの言葉。


急に心臓が強く、わし掴みされたような感覚が襲う。



「…桐生建設とは大きな仕事も控えてるし…ウチとしては今…最も大切な取引先だ…」



「・・・」


その感覚の正体が今夜、少しだけ…分かった。


今まで感じていた父に対する想いの違和感。


私はお父さんをオトコして意識してるーーー・・・


実の娘の私が…お父さんに恋をしてるなんて。


おかしい…


それとも私は重症のファザコン?



「どうした?留奈…食欲無いのか?」


「いえ・・・」






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