年下のカノジョ~あの子は高校生~
「ところで、俺に用事?」
そう尋ねると、由美奈ちゃんは『あっ』と言って、ポケットから携帯を取り出した。
「あのっ。
明日、待合わせするじゃないですか」
「うん、そうだね」
「念のために、連絡取れるようにしておいたほうがいいかと思って」
「それで慌てて走ってきたの?」
「はい。
もう帰っていたらどうしようかと思いました。
よかったぁ、間に合って」
にこっと笑った由美奈ちゃんの頬は走ってきたせいでピンク色に上気し、より一層かわいく見えた。
ドキ・・・・・・ン。
俺の心臓が大きく跳ね上がる。
―――い、いや、落ち着け。
ここで失態を犯したら、明日のお出かけは確実になくなるぞ。
大きく深呼吸して、気持ちを落ち着かせる。
「じゃ、番号の交換をしようか」
俺も自分の携帯を取り出した。
無事に番号入力も終え、ポケットに携帯を滑り込ませる。
「明日、すっごく楽しみにしてます」
「本当?」
俺もすっごく、すっごく楽しみだ。
「はい!
弟が」
ガクーン。
そう力強く言われて、落ち込む俺。
そう尋ねると、由美奈ちゃんは『あっ』と言って、ポケットから携帯を取り出した。
「あのっ。
明日、待合わせするじゃないですか」
「うん、そうだね」
「念のために、連絡取れるようにしておいたほうがいいかと思って」
「それで慌てて走ってきたの?」
「はい。
もう帰っていたらどうしようかと思いました。
よかったぁ、間に合って」
にこっと笑った由美奈ちゃんの頬は走ってきたせいでピンク色に上気し、より一層かわいく見えた。
ドキ・・・・・・ン。
俺の心臓が大きく跳ね上がる。
―――い、いや、落ち着け。
ここで失態を犯したら、明日のお出かけは確実になくなるぞ。
大きく深呼吸して、気持ちを落ち着かせる。
「じゃ、番号の交換をしようか」
俺も自分の携帯を取り出した。
無事に番号入力も終え、ポケットに携帯を滑り込ませる。
「明日、すっごく楽しみにしてます」
「本当?」
俺もすっごく、すっごく楽しみだ。
「はい!
弟が」
ガクーン。
そう力強く言われて、落ち込む俺。