年下のカノジョ~あの子は高校生~
「ペットといってもなぁ。
喜ぶだろうけど、飼えないのが分かっていてプレゼントは出来ないし・・・・・・」
立ち去ろうと俺の視界の隅に、とあるポスターが飛び込んできた。
“仔猫の写真集 本日発売。今ならポストカード付き”
「これだぁ!!」
俺はペットショップの中に駆け込んだ。
「すいません!
表のポスターの写真集って、まだありますか?」
カウンターの中に声をかけると、この前、子猫をケージから出してくれた店員さんが振り向いた。
「あら?この間の」
「あ、どうも」
お互いに軽く頭を下げる。
「写真集ですね?
結構売れ行きが良いからどうかしら。
まだいくつかは在庫があるはずですけど」
少々お待ちください、と言葉を残し、奥のスタッフルームへ入っていった。
しばらくすると、5冊ほどを手に戻ってくる。
「ここにあるので最後ですね。
一冊でよろしいですか?」
「はい」
店員さんは一番上の1冊を取り上げてレジを通し、そして簡単な紙袋に入れた。
「こちらは1625円ですね」
俺は2000円を差し出した。
―――やっぱり、こういうところじゃラッピングなんてしてくれないんだろうな。
薄茶色の無地の袋に入れられた写真集を受け取る。
喜ぶだろうけど、飼えないのが分かっていてプレゼントは出来ないし・・・・・・」
立ち去ろうと俺の視界の隅に、とあるポスターが飛び込んできた。
“仔猫の写真集 本日発売。今ならポストカード付き”
「これだぁ!!」
俺はペットショップの中に駆け込んだ。
「すいません!
表のポスターの写真集って、まだありますか?」
カウンターの中に声をかけると、この前、子猫をケージから出してくれた店員さんが振り向いた。
「あら?この間の」
「あ、どうも」
お互いに軽く頭を下げる。
「写真集ですね?
結構売れ行きが良いからどうかしら。
まだいくつかは在庫があるはずですけど」
少々お待ちください、と言葉を残し、奥のスタッフルームへ入っていった。
しばらくすると、5冊ほどを手に戻ってくる。
「ここにあるので最後ですね。
一冊でよろしいですか?」
「はい」
店員さんは一番上の1冊を取り上げてレジを通し、そして簡単な紙袋に入れた。
「こちらは1625円ですね」
俺は2000円を差し出した。
―――やっぱり、こういうところじゃラッピングなんてしてくれないんだろうな。
薄茶色の無地の袋に入れられた写真集を受け取る。