年下のカノジョ~あの子は高校生~
19】ただの“知人”?それとも“友人”?
桜の花もだいぶ散った4月半ば。
この時期、歓迎会などでディナーは忙しいが、ランチは暇である。
早々に夜の仕込を終えた俺は、携帯を片手に店の裏や駐車場をうろついていた。
「今日はどうかなぁ。
可愛い子に会えるかなぁ」
視線をめぐらせると、フェンスのそばでゆったりとくつろいでいる影を見つける。
「おっ!!久々に美人発見!!」
逃げられないように、驚かせないようにと携帯のカメラを静かに向ける。
抜き足、差し足、忍び足~。
そーっと、そーっと、1歩ずつギリギリまで接近。
「よしっ!」
パチリ。
見事、被写体をカメラに収めた。
「うん、うん。
よく撮れてる。
なかなか可愛いぞ」
その場で写り具合をチェック。
せっかくなのでもう一枚撮ろうとカメラを向けたら、モデルが俺に気付き、すたすたと立ち去ってしまった。
「ちぇっ。
違う角度の写真も欲しかったのになぁ」
去ってゆくモデルの後姿に、ぶつぶつと投げかける。
あっ。
言っておくけど、由美奈ちゃんとの片想いに見切りをつけて、他の人に手を出しているとかじゃないからね。
この時期、歓迎会などでディナーは忙しいが、ランチは暇である。
早々に夜の仕込を終えた俺は、携帯を片手に店の裏や駐車場をうろついていた。
「今日はどうかなぁ。
可愛い子に会えるかなぁ」
視線をめぐらせると、フェンスのそばでゆったりとくつろいでいる影を見つける。
「おっ!!久々に美人発見!!」
逃げられないように、驚かせないようにと携帯のカメラを静かに向ける。
抜き足、差し足、忍び足~。
そーっと、そーっと、1歩ずつギリギリまで接近。
「よしっ!」
パチリ。
見事、被写体をカメラに収めた。
「うん、うん。
よく撮れてる。
なかなか可愛いぞ」
その場で写り具合をチェック。
せっかくなのでもう一枚撮ろうとカメラを向けたら、モデルが俺に気付き、すたすたと立ち去ってしまった。
「ちぇっ。
違う角度の写真も欲しかったのになぁ」
去ってゆくモデルの後姿に、ぶつぶつと投げかける。
あっ。
言っておくけど、由美奈ちゃんとの片想いに見切りをつけて、他の人に手を出しているとかじゃないからね。