年下のカノジョ~あの子は高校生~
俺がモデルにしているのは・・・・・・。



「あ、三山さんだ」
 いつもより30分早くに出勤してきた由美奈ちゃんの声。

 タタタッ、と駆けてくる。

 ころばないように、足元に注意しながら。



「写真、撮っていたんですか?」

「うん。
 今日の子はこれまでで一番美人だよ」

「うわぁ。
 見たいですぅ」

「いいよ」
 俺はポケットから携帯を出し、さっき撮ったばかりの画像を見せた。




 由美奈ちゃんが俺の手元を覗き込む。


「ホント可愛いっ!!」
 由美奈ちゃんが声を上げる。

「でしょ?」
 俺は得意げにエヘンと胸を反らす。



「そうそう。
 私もいい写真、撮ってきましたよぉ」

 そう言って彼女も携帯を取り出し、画像を見せてくれた。
 



 そこにはちょっと肉付のいいモデルが、大胆にも足を広げて寝そべっていた。







< 143 / 718 >

この作品をシェア

pagetop