年下のカノジョ~あの子は高校生~
22】雷パニック:告白の行方
もうじき向かえる夏を前にして、俺と由美奈ちゃんの関係は目に見えるような進展はない。
けれど。
後退はしてないなって、手ごたえを感じている日々。
本当は、こんな頼りない手ごたえじゃなくってさ。
なんかこう、もっとはっきりと具体的な結果が見えてくれないものか、とも思うけれど。
赤川の言うとおり、“流れ”ってモノに従うしかないのだろうか・・・・・・。
日曜日のディナータイム。
ラストオーダーまであと1時間という8時過ぎ、オーナーがあわてた様子で厨房にやってきた。
「今夜はもう店じまいにする。
急いで後片付けをしてくれっ!」
「えっ?」
スタッフの誰もが唖然とする。
―――どういうことだ?
「思っていた以上に台風の上陸が早い。
急がないと帰れなくなるぞ!」
「ええっーーーっ!?」
一斉に大声で叫んだ後、みんながバタバタと片付けに走る。
けれど。
後退はしてないなって、手ごたえを感じている日々。
本当は、こんな頼りない手ごたえじゃなくってさ。
なんかこう、もっとはっきりと具体的な結果が見えてくれないものか、とも思うけれど。
赤川の言うとおり、“流れ”ってモノに従うしかないのだろうか・・・・・・。
日曜日のディナータイム。
ラストオーダーまであと1時間という8時過ぎ、オーナーがあわてた様子で厨房にやってきた。
「今夜はもう店じまいにする。
急いで後片付けをしてくれっ!」
「えっ?」
スタッフの誰もが唖然とする。
―――どういうことだ?
「思っていた以上に台風の上陸が早い。
急がないと帰れなくなるぞ!」
「ええっーーーっ!?」
一斉に大声で叫んだ後、みんながバタバタと片付けに走る。