年下のカノジョ~あの子は高校生~
「いやぁぁぁっ!!」
由美奈ちゃんがさらにギュゥッと抱きついてくる。
薄いTシャツ越しに伝わってくる、彼女の体温。
なんて・・・・・・、なんて素敵な展開!!
―――嵐よ、ありがとうっ。
怖がっている由美奈ちゃんには悪いけど、この幸せなひと時を噛みしめた。
雷はとっくに去って行ったというのに、由美奈ちゃんはまだ俺にしがみついたまま震えている。
こんな彼女を見ていると、俺が守ってあげなきゃって気持ちになる。
今の俺は“いいところを見せよう”とか、“彼女に気に入られよう”という気持ちはまったくなかった。
『愛しい人を守りたい』
ただそれだけだった。
―――なんか、自分が少しだけ強くなった感じだ。
胸の奥がホワンと温かくなって、その温度が照れくさくて、俺は思わず微笑んでいた。
「大丈夫だよ。
俺がそばにいるからね」
震える彼女の背中を子供をあやすみたいにポン、ポンと優しく叩きながら由美奈ちゃんが落ち着くのをじっと待つ。
由美奈ちゃんがさらにギュゥッと抱きついてくる。
薄いTシャツ越しに伝わってくる、彼女の体温。
なんて・・・・・・、なんて素敵な展開!!
―――嵐よ、ありがとうっ。
怖がっている由美奈ちゃんには悪いけど、この幸せなひと時を噛みしめた。
雷はとっくに去って行ったというのに、由美奈ちゃんはまだ俺にしがみついたまま震えている。
こんな彼女を見ていると、俺が守ってあげなきゃって気持ちになる。
今の俺は“いいところを見せよう”とか、“彼女に気に入られよう”という気持ちはまったくなかった。
『愛しい人を守りたい』
ただそれだけだった。
―――なんか、自分が少しだけ強くなった感じだ。
胸の奥がホワンと温かくなって、その温度が照れくさくて、俺は思わず微笑んでいた。
「大丈夫だよ。
俺がそばにいるからね」
震える彼女の背中を子供をあやすみたいにポン、ポンと優しく叩きながら由美奈ちゃんが落ち着くのをじっと待つ。