年下のカノジョ~あの子は高校生~
23】ネンザ(1) お姫様だっこ
じりじりと焼けるような陽射しが連日降り注ぐ夏がやってきた。
飲み込んだ告白の続きは、今でも俺の胸の中にある。
俺と由美奈ちゃんは、相変わらず微妙な関係。
「あっちぃ。
夜になっても、ぜんぜん涼しくなんねぇなぁ」
ディナータイムを終え、自分の担当場所の片付けを終えた俺
。
廊下でミネラルウォーターを飲んでいた。
良く冷えたボトルにはたくさんの水滴があっという間に付き、うっかり手を滑らせる。
「おっと」
鈍い音を立てて落ちるボトル。
飲み口から水がトポトポとこぼれだしてゆく。
白い床に透明な水溜りが広がっていった。
「あー、やっちまった」
ほとんど空に近いボトルを拾う。
周囲を見回しても、掃除に使えそうな道具がない。
「ま、ただの水だしな。
キッチンペーパーで拭けばいいか」
ここは従業員通用口に続く廊下だから、お客が通ることもない。
大してあわてることなく、のん気に厨房へ向かった。
飲み込んだ告白の続きは、今でも俺の胸の中にある。
俺と由美奈ちゃんは、相変わらず微妙な関係。
「あっちぃ。
夜になっても、ぜんぜん涼しくなんねぇなぁ」
ディナータイムを終え、自分の担当場所の片付けを終えた俺
。
廊下でミネラルウォーターを飲んでいた。
良く冷えたボトルにはたくさんの水滴があっという間に付き、うっかり手を滑らせる。
「おっと」
鈍い音を立てて落ちるボトル。
飲み口から水がトポトポとこぼれだしてゆく。
白い床に透明な水溜りが広がっていった。
「あー、やっちまった」
ほとんど空に近いボトルを拾う。
周囲を見回しても、掃除に使えそうな道具がない。
「ま、ただの水だしな。
キッチンペーパーで拭けばいいか」
ここは従業員通用口に続く廊下だから、お客が通ることもない。
大してあわてることなく、のん気に厨房へ向かった。