年下のカノジョ~あの子は高校生~
26】ネンザ(4) 動き出した2人の恋
ゆっくりと駐車場を出る。
交差点の信号待ちで車を止めた時、由美奈ちゃんが俺を呼んだ。
「あの、三山さん」
「何?」
「私、助手席に乗っても良かったんでしょうか?」
居心地の悪そうな由美奈ちゃん。
荷物を抱きしめて、小さくなっている。
「なんで?
問題ある?」
「問題というか・・・・・・。
車の助手席って、彼女が乗るものなんですよね。
だから、私なんかが座ってもよかったのかな、なんて」
どうやら由美奈ちゃんは居もしない俺の彼女に気を遣っているらしい。
気にしすぎというか、気を回しすぎというか。
「全然問題ないよ」
―――だって、俺の好きな人は君だもん。
まだ、付き合っていないのが悲しいけど・・・・・・クスン。
「それは彼女がいる人の場合だよ。
俺は寂しい独り者だから、気にしないで」
自分で言って、ちょっとヘコんだ。
ショボ~ン。
交差点の信号待ちで車を止めた時、由美奈ちゃんが俺を呼んだ。
「あの、三山さん」
「何?」
「私、助手席に乗っても良かったんでしょうか?」
居心地の悪そうな由美奈ちゃん。
荷物を抱きしめて、小さくなっている。
「なんで?
問題ある?」
「問題というか・・・・・・。
車の助手席って、彼女が乗るものなんですよね。
だから、私なんかが座ってもよかったのかな、なんて」
どうやら由美奈ちゃんは居もしない俺の彼女に気を遣っているらしい。
気にしすぎというか、気を回しすぎというか。
「全然問題ないよ」
―――だって、俺の好きな人は君だもん。
まだ、付き合っていないのが悲しいけど・・・・・・クスン。
「それは彼女がいる人の場合だよ。
俺は寂しい独り者だから、気にしないで」
自分で言って、ちょっとヘコんだ。
ショボ~ン。