年下のカノジョ~あの子は高校生~
   ◆◆◆

 仕事を終えた俺。

 寄り道もせず、まっすぐに帰宅。




『帰ったよ~』


 パタパタパタッ。


 スリッパの音を立てて、玄関に駆け寄ってくる由美奈ちゃん。

 料理をしていたのか、エプロンを着けたままだ。



『正和さん、お帰りなさい』

 にっこりと笑って、仕事で疲れた俺を出迎えてくれる。

 愛しい、愛しい、俺の奥さん。



『ただいま、由美奈ちゃん』

『今日もご苦労様でした。
 ご飯にしますか?
 それとも先にお風呂?』

『ん~、ご飯かな。
 おなか空いてるし』

『今夜は、正和さんの好きなブリの照り焼きですよぉ』 


『やった。
 楽しみ~』

 2人で目を合わせて微笑みあう。




 俺はそっと腕を伸ばし、彼女を腕の中に捕らえた。

『・・・・・・ねぇ、由美奈ちゃん。 
 “おかえり”のキスは?』

『もう、ヤダァ。
 正和さんたら』

 照れながらも、背伸びして俺に顔を近づける由美奈ちゃん。




 そして甘く重なる2人の唇・・・・・・。


   ◆◆◆
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