年下のカノジョ~あの子は高校生~
お母さんに気に入られて嬉しいけど、時間も時間だし。
もう10時は過ぎているはずだ。
「夜も遅いですし、これで失礼しますね」
俺が出て行こうとした時、
「あーあ」
と、残念そうな声が。
「せっかく美味しい紅茶を頂いたから、ご馳走しようと思ったのにぃ」
お母さんがぼやいた。
「紅茶ですか?」
踏み出した俺の足が止まる。
―――美味しい紅茶か。
気になるな。
「そう。
なんか有名なお店のものですって。
お茶の名前は・・・・・・。
確か“メークイーン”って言ったかしら」
―――メ、メークイーン??
「お母さん、それはジャガイモの品種でしょ!」
由美奈ちゃんが再び突っ込む。
「あ、そっか。
“メインクーン”だっけ?」
「それは猫!!
お母さんが言いたいのは“クイーンメリー”でしょうが!!」
「そう、それそれ!
似てるからつい間違えちゃうのよねぇ」
肩をすくめて、フフッと笑う。
何だか憎めないお母さんだ。
もう10時は過ぎているはずだ。
「夜も遅いですし、これで失礼しますね」
俺が出て行こうとした時、
「あーあ」
と、残念そうな声が。
「せっかく美味しい紅茶を頂いたから、ご馳走しようと思ったのにぃ」
お母さんがぼやいた。
「紅茶ですか?」
踏み出した俺の足が止まる。
―――美味しい紅茶か。
気になるな。
「そう。
なんか有名なお店のものですって。
お茶の名前は・・・・・・。
確か“メークイーン”って言ったかしら」
―――メ、メークイーン??
「お母さん、それはジャガイモの品種でしょ!」
由美奈ちゃんが再び突っ込む。
「あ、そっか。
“メインクーン”だっけ?」
「それは猫!!
お母さんが言いたいのは“クイーンメリー”でしょうが!!」
「そう、それそれ!
似てるからつい間違えちゃうのよねぇ」
肩をすくめて、フフッと笑う。
何だか憎めないお母さんだ。