年下のカノジョ~あの子は高校生~
28】ネンザ(6) 変える事の出来ない現実
「三山さん、紅茶好きですよね?」
由美奈ちゃんは店で食事した俺が、必ず紅茶を飲んでいるのを知っている。
「うん、好きだよ」
ちなみにクイーンメリーは俺が大好きな紅茶だ。
華やかな香りと、まろやかな渋みが絶妙である。
「よかったら、飲んでいきませんか?」
「ん~。
じゃあ、せっかくだから頂こうかな」
俺はスリッパに足を通した。
綺麗に片付けられたリビングへ。
4脚あるテーブルセットのイスのうち、一番窓に近い席を勧められた。
「弟の席なんですけど、もう寝ているから」
由美奈ちゃんは俺の右側に座る。
「えと、けんた君だったかな?」
一緒にペットショップに行ったのが、つい最近のことのようだ。
「そうです。
あの時は弟までお世話になっちゃって。
本当に喜んでいましたよ」
「それはよかった。
またいつでも連れて行ってあげるね」
―――あれからもう5ヶ月かぁ。
あの頃からすれば、こうして彼女の家に上がらせてもらっているのは大進歩じゃないか?
由美奈ちゃんは店で食事した俺が、必ず紅茶を飲んでいるのを知っている。
「うん、好きだよ」
ちなみにクイーンメリーは俺が大好きな紅茶だ。
華やかな香りと、まろやかな渋みが絶妙である。
「よかったら、飲んでいきませんか?」
「ん~。
じゃあ、せっかくだから頂こうかな」
俺はスリッパに足を通した。
綺麗に片付けられたリビングへ。
4脚あるテーブルセットのイスのうち、一番窓に近い席を勧められた。
「弟の席なんですけど、もう寝ているから」
由美奈ちゃんは俺の右側に座る。
「えと、けんた君だったかな?」
一緒にペットショップに行ったのが、つい最近のことのようだ。
「そうです。
あの時は弟までお世話になっちゃって。
本当に喜んでいましたよ」
「それはよかった。
またいつでも連れて行ってあげるね」
―――あれからもう5ヶ月かぁ。
あの頃からすれば、こうして彼女の家に上がらせてもらっているのは大進歩じゃないか?