年下のカノジョ~あの子は高校生~
「けっこう髪が細いんですねぇ。
 だから柔らかそうに見えるのかなぁ?」
 
 指で俺の髪をすくっては流す。


 由美奈ちゃんに髪を触られるのが心地よくて、俺はしばらくされるがままに。

 すごく幸せな気分だ。




「あらあら。
 由美奈と三山さんって、ずいぶん仲がいいのねぇ」

 人数分のティーセットと揃いのティーポットをトレイに載せて、お母さんが出てきた。


「も、もう。
 何言ってんの、お母さん」
 あわてて手を引っ込める由美奈ちゃん。



「何って、見たまんまの感想よ」
 
 トレイをテーブルに置いて、いだずらっ子のような瞳で尋ねてくる。



「2人は付き合ってるの?」







 芸能リポーターもびっくりの衝撃質問攻撃。



 俺も由美奈ちゃんも一瞬言葉を失う。

 とたんに、かぁっと赤くなる俺達。




 実際そうだったらどんなに嬉しいことか・・・・・・。
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