年下のカノジョ~あの子は高校生~
少しイライラしているようにも見える由美奈ちゃん。
こういう所はとことん鈍い俺。
彼女が照れ隠しをしているだなんて、ミジンコのかけらほども想像しなかった。
視線を落とした由美奈ちゃんが言う。
「まったく、もう。
三山さんに失礼じゃないの・・・・・・」
「か、柏木さん。
そんな、失礼だなんてことないからっ」
“失礼”なんてとんでもない。
むしろ、由美奈ちゃんと付き合えるのなら万々歳だ。
だけど。
なにやら機嫌の悪い由美奈ちゃんには、俺のつぶやきは聞こえなかったようで・・・・・・。
「お母さん、ふざけたこと言わないで。
私と三山さんは11才も違うんだよ!?」
そう、11才の年の差。
由美奈ちゃんの言うことは、動かしようのない事実。
消すことの出来ない現実。
だからこそ、彼女のセリフが胸に突き刺さる。
さっきまでの幸せな気分が、あっという間にしぼんでしまった。
こういう所はとことん鈍い俺。
彼女が照れ隠しをしているだなんて、ミジンコのかけらほども想像しなかった。
視線を落とした由美奈ちゃんが言う。
「まったく、もう。
三山さんに失礼じゃないの・・・・・・」
「か、柏木さん。
そんな、失礼だなんてことないからっ」
“失礼”なんてとんでもない。
むしろ、由美奈ちゃんと付き合えるのなら万々歳だ。
だけど。
なにやら機嫌の悪い由美奈ちゃんには、俺のつぶやきは聞こえなかったようで・・・・・・。
「お母さん、ふざけたこと言わないで。
私と三山さんは11才も違うんだよ!?」
そう、11才の年の差。
由美奈ちゃんの言うことは、動かしようのない事実。
消すことの出来ない現実。
だからこそ、彼女のセリフが胸に突き刺さる。
さっきまでの幸せな気分が、あっという間にしぼんでしまった。