年下のカノジョ~あの子は高校生~
 今日の由美奈ちゃんはサラサラの黒髪を下ろしていて、綺麗なスミレ色のワンピースがよく似合っている。


 ぷっくりと魅力的な唇には、ほんのり色付きのリップ。

 目元にはアイラインが入っていて、いつもとは違う。


 彼女に見惚れる俺。


―――か、可愛い・・・・・・。



 抱きしめて、キスしたい。

 そして、あんなことしたり、こんなことしたり。


 妄想は果てしない・・・・・・。








「三山さん、顔が赤いですけど?」
 下から見上げてくる由美奈ちゃん。


「えっ?!
 あ、ああ。
 きょ、きょ、今日は暑いね~」

 わざとらしく手でパタパタとあおぐ。


「そうですね。
 この夏一番の最高気温だって天気予報で聞きました。
 ここは暑いから、早く中へ入ってください」


「う、うん。
 そうだね。
 お邪魔します」

 彼女のあとについて、入っていった。 

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