年下のカノジョ~あの子は高校生~
3回目のコールで出てくれた。
「もしもし、こんばんは。
三山だけど、今電話してても平気?」
『三山さん?!
平気ですけど。
どうしたんですか?
いきなり電話なんて』
由美奈ちゃんは部屋でラジオを聞いていたらしい。
徐々に絞られてゆくラジオのボリューム。
耳元で聞こえる大好きな由美奈ちゃんの声。
胸の鼓動はどんどん早くなる。
「突然ごめんね。
最近の柏木さん、元気がないからさ。
どうしたのかと思ってね」
俺は冷静に、そして明るく振舞った。
『・・・・・・そんなふうに見えてました?!』
由美奈ちゃんがちょっと驚いたような声を出した。
「うん。
みんなが絶賛する笑顔がね、時々消えるなぁって」
電話の向こうの由美奈ちゃんは、黙って聞いている。
「もしもし、こんばんは。
三山だけど、今電話してても平気?」
『三山さん?!
平気ですけど。
どうしたんですか?
いきなり電話なんて』
由美奈ちゃんは部屋でラジオを聞いていたらしい。
徐々に絞られてゆくラジオのボリューム。
耳元で聞こえる大好きな由美奈ちゃんの声。
胸の鼓動はどんどん早くなる。
「突然ごめんね。
最近の柏木さん、元気がないからさ。
どうしたのかと思ってね」
俺は冷静に、そして明るく振舞った。
『・・・・・・そんなふうに見えてました?!』
由美奈ちゃんがちょっと驚いたような声を出した。
「うん。
みんなが絶賛する笑顔がね、時々消えるなぁって」
電話の向こうの由美奈ちゃんは、黙って聞いている。