年下のカノジョ~あの子は高校生~
「あ、これで三山さんとの秘密がまた増えましたね」

「え?」

「私が駐車場で寄った人たちに絡まれた時のことですよぉ」

「あ、ああ。
 FAXを流し忘れたことか」


 そうだ。

 そんなこともあったっけ。




「その事、誰にも言ってませんから」

「うん。
 今回も絶対に言ったらダメだからね」



 いや、マジで。

 今回こそは黙っていてくれないと困る。






 すると、由美奈ちゃんの瞳にいたずらっ子の光がキラリ。

「どうしましょうかねぇ。
 私だけお祝いしてもらうのは、他の人に悪いですし~」


 くすくす。

 下からチラリと俺を見る。




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