年下のカノジョ~あの子は高校生~
「ここで由美奈ちゃんに会うことが出来たら、神様を信用するんだけど」

 いくら彼女がこの近くに住んでいるとは言え、今、この時間帯にここにやってくるのはかなりの低確率だ。


 そんな無茶なことを口にして、俺はクスリと笑う。





 だけど。






「ウソだろ・・・・・・?」



 石段を上ってくるのは・・・・・・。


 間違いなく由美奈ちゃんだった。 







「あれぇ?
 三山さんだぁ」

 俺の姿を見つけた彼女が、ブーツの音を石畳に響かせて駆けて来る。

「明けましておめでとうございますぅ」
 深々とお辞儀してくれた。




 今日の由美奈ちゃんは、長い髪をポニーテールにしている。

 少し丈の短いモフモフの白いダウンジャケット。

 スカートは暖かそうな生地で出来た赤いチェックのロングスカート。




―――可愛い・・・・・・。
 
 俺はどっかり見ほれてしまった。


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