年下のカノジョ~あの子は高校生~
 それにしても、新年早々由美奈ちゃんに会えるなんて縁起良すぎ!!


 仕事を頑張った俺へのご褒美だろうか。

 もしくは、おさい銭を1000円にした効果は絶大ということだろうか。


 どっちにしても、グッジョブ・神様!


 


「・・・・・・さん。
 三山さん!!」
 俺を呼びながら、目の前で手を振っている由美奈ちゃん。


「へ?」

―――うわっ、いけねっ。

 トリップ状態から我に返った俺。


「あ、あ、明けましておめでとっ」
 あわててあいさつを返した。
 

「ふふっ。
 三山さん、今年も相変わらず面白いですねぇ」

 くすくすと笑われてしまう。


「えと、こんなところで知り合いに会うなんて思わなかったからさ。
 油断してたよ」
 照れて頭をかく俺。




 すると由美奈ちゃんは、さらに楽しそうに笑った。
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