年下のカノジョ~あの子は高校生~
「これからエリカたちと会う事になっていて、ここで待ち合わせなんです。
 お誘いは嬉しいんですけど・・・・・・。
 ごめんなさい」
 本当にすまなそうな顔をして、由美奈ちゃんが謝る。



―――ガーン・・・・・・。





「あ、ああ。
 いいんだ、別に。
 ちょっと言ってみただけだから」
 苦笑いの俺。


 心の中では相当がっかり。




―――せっかく勇気を出したのになぁ。




「田口さんによろしくね。
 じゃ」
 手を振って、俺はその場を立ち去る事にした。







『あせりは厳禁。待ち人はいずれ来る』


 果たしておみくじは当るのか!?




 この恋の結末は、もうすぐ分かる事になる。



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