年下のカノジョ~あの子は高校生~
―――そろそろ、自分の気持ちをはっきりさせる時なのかも。
あと2週間もすればバレンタインデー。
俺が恋を自覚してから、1年。
「そっかぁ。
もう、そんなに経つんだ」
休日の午後。
ソファーでゆっくりくつろいでいる俺。
すぐ横のサイドボードの引き出しを開ける。
中から1枚の紙袋を取り出した。
緑のギンガムチェック柄の紙袋。
去年、由美奈ちゃんからもらったクッキーが入っていた袋だ。
「この日から、片想いが始まったんだっけ」
―――まさか、11才も年下の子を好きになるとはね・・・・・・。
知らずに苦笑がもれる。
あれほど『好きになるはずがない』と、赤川に言っていたのに。
今ではすっかり彼女に心が奪われている。
あと2週間もすればバレンタインデー。
俺が恋を自覚してから、1年。
「そっかぁ。
もう、そんなに経つんだ」
休日の午後。
ソファーでゆっくりくつろいでいる俺。
すぐ横のサイドボードの引き出しを開ける。
中から1枚の紙袋を取り出した。
緑のギンガムチェック柄の紙袋。
去年、由美奈ちゃんからもらったクッキーが入っていた袋だ。
「この日から、片想いが始まったんだっけ」
―――まさか、11才も年下の子を好きになるとはね・・・・・・。
知らずに苦笑がもれる。
あれほど『好きになるはずがない』と、赤川に言っていたのに。
今ではすっかり彼女に心が奪われている。