年下のカノジョ~あの子は高校生~
「それを言うなら、三山さんこそ。
 私はまだ子供ですよ?
 いいんですか?」

 由美奈ちゃんも、俺のセリフが信じられないようで。
 




 だけど

 信じてもらわなければ困る。

 
「俺はウソなんか言わない。
 冗談で告白するほど、ふざけた人間じゃないよ」





 彼女の顔を自分に向けさせ、じっと視線を合わせる。


 さっき、告白した時と同じように。

 いや、それ以上に想いを込めて。




「俺は、柏木さんが好きだよ」



 優しげに微笑む由美奈ちゃんの瞳から、涙がひとしずく流れ落ちた。
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