年下のカノジョ~あの子は高校生~
 永遠にこうしていたいけど、そろそろ由美奈ちゃんを家に帰さないと。

 名残惜しさ満点で、俺は唇を離した。



 ゆっくりと顔を離す。

 目の前の由美奈ちゃんは・・・・・・。


「顔、すごく赤いよ?」 
 

「あ、あ、あ、当たり前ですっ!
 あんなことされたら、赤くもなりますよっ!!」
 
 照れ隠しに、由美奈ちゃんは俺の胸をドン、ドンと叩く。


「ゆ、由美奈ちゃん。
 痛いんだけど」


 ムキになって叩くものだから。

 かなり胸に響いてくる。



―――うっ、けっこう痛い。




「痛くやってるんだから、当たり前です!!」
 
 頬をぷぅっと膨らませて、なおも叩き続ける。


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