年下のカノジョ~あの子は高校生~
 他の従業員はごみ捨てに行ったり。

 発注のファックスを流しに事務所へ行ったり。


 で、この厨房には俺しかいない。




 ご機嫌で作業台を拭き上げていた所に
「随分と機嫌よさそうじゃない」
 と、突然声を掛けられた。


「うわぁっ!
 て、店長!!」

 
 誰もいないと思って、鼻歌なんぞ歌っていたのに。
 
 ついでに顔はにやけまくり。


 そんな情けない格好を見られるとは、不覚だ。



「何よ、そんな声出して。
 こっちが驚くじゃない」
 眉をひそめてる店長。


「あっ、い、いえ。
 すいません」
 
 あわてて頭を下げた。



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