年下のカノジョ~あの子は高校生~
 翌日はすがすがしい晴れ間の広がる、本当にいい天気。


 まるで俺たち二人を祝福しているみたいだ。




―――ははは、何考えてんだ、俺。


 由美奈ちゃんに会える。

 それだけで俺の心はウキウキと弾んで落着かない。



 28才にもなるのに何だか子供っぽいだろうけれど。

 由美奈ちゃんのことがそれだけ好きなんだってことの表れ。



 恋する男は馬鹿だ。




 ・・・・・・馬鹿でもいい。

 好きなものは好きなのだ!!







 キッチンの小さなテーブルの上に、先日購入したマグカップを置く。

 もちろんペアである。




 2つ仲良く並んだそのカップを見て、俺は少しばかり顔がにやけてくる。
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