年下のカノジョ~あの子は高校生~
「・・・・・・そういえば。
彼女とおそろいの物って初めて買ったかも」
以前付き合っていた女性のことは、もちろん好きだった。
だけど。
おそろいのものを自分から買い揃えることはしたことがなかった。
当時、そんなことは頭の片隅にも思い浮かばなかった気がする。
それなのに。
由美奈ちゃんが店休に俺の家に来るという約束をした日。
その日の休憩時間、仕事場の近くにある雑貨屋に向かった。
シンプルなデザインだけど手にしっくりとなじむペアのマグカップを見て、俺は即座に購入。
「ご贈答用ですか?」
と、店員がラッピングの必要性を聞いてきた。
でも、俺は
「いえ、自宅用ですから」
と答えた。
彼女とおそろいの物って初めて買ったかも」
以前付き合っていた女性のことは、もちろん好きだった。
だけど。
おそろいのものを自分から買い揃えることはしたことがなかった。
当時、そんなことは頭の片隅にも思い浮かばなかった気がする。
それなのに。
由美奈ちゃんが店休に俺の家に来るという約束をした日。
その日の休憩時間、仕事場の近くにある雑貨屋に向かった。
シンプルなデザインだけど手にしっくりとなじむペアのマグカップを見て、俺は即座に購入。
「ご贈答用ですか?」
と、店員がラッピングの必要性を聞いてきた。
でも、俺は
「いえ、自宅用ですから」
と答えた。