年下のカノジョ~あの子は高校生~
―――でも、何でそんなことを?



 俺には彼女があえて、『いつもと違う自分』を作っている理由が見当付かない。


 緊張しているからではないと思のだけれど……。



 
 嬉し恥かしのペアマグカップ。
 

 ソファーの前にある足の低いテーブルに載せる。

 そして、俺は彼女の右隣に腰を下ろした。




 俺の左半身がほんのり温かい。

 いつもなら、それだけで俺は幸せな気分になる。



 なのに、彼女に対する違和感が気になって。

 幸福感が半分くらい。



 胸の奥がチリチリとざわつく。







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