年下のカノジョ~あの子は高校生~
 焦る俺をよそに、彼女は丁寧にたたんだジャケットを脇に置く。



「三山さん、顔が赤いですよ?」
 いたって冷静な彼女。


―――もしかして、下着が見えているのを気付いてないのかな?



 だったら、教えてあげたほうがいいよな。





「あ、あのぉ、由美奈ちゃん」

「はい?」

「その・・・・・・、下着が・・・…。
 ブラが見えているんだけど・・・・・・」

 俺はドキドキしながら告げる。


 
 そんな俺のドキドキを知ってか知らずか。

「あ、これですか?
 気にしないでください、見せブラですから」
 と、平然と応える由美奈ちゃん。



―――そうなのかっ!?
   そういうものなのかっ!?


 
 俺は一瞬頭が真っ白になった。
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