年下のカノジョ~あの子は高校生~
 俺の困惑を察してか、由美奈ちゃんが言い改めてくれる。


「私が大人っぽくするのは、おかしいですか?」

 なんだか俺に挑みかかるような言い方。



「い、いや。
 その、おかしいとかじゃなくって・・・・・・。
 今日の由美奈ちゃんは、ちょっと大人すぎるかなぁって」

 何を言えばいいのか分からないので、とにかく感じたままに述べた。





 由美奈ちゃんは下を向いたまま、膝のスカートをきゅっとつかむ。

「……店長ってすごく素敵ですよね」

 苦しそうに、ポツリとつぶやいた。



「はぁっ?!」

 いきなり話題が変わって、頭が付いてゆかない俺。




「同じ女性の私から見ても素敵だから。
 男の人からすれば、とても魅力的に見えるんでしょうね」
 
 すねたような口調。


 由美奈ちゃんが自分自身をなじっているようにすら思えた。


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