年下のカノジョ~あの子は高校生~
 どんなにあがいても、埋めることが出来ない年齢差。


 不安だし。

 この先、悩む事もたくさん出てくるだろう。

 つらい想いをすることがあるかもしれない。



 それでも、俺のそばには由美奈ちゃんがいてほしい。




 気持ちで差を埋めてゆくしかないのだ。
 



 


 涙にぬれる彼女の頬をそっと手でぬぐってやる。

「由美奈ちゃんは17才だけど、しっかり者だし。
 俺は28才だけど、子供っぽい所があるから。
 バランスが取れていると思うんだけどなぁ」

 涙をぬぐった手をそのまま彼女の頬に添えて、にっこり微笑んでやる。



「由美奈ちゃんはそう思わない?」

 
 おどけるように微笑む俺を見て、ようやく彼女の涙が止まった。
 


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