年下のカノジョ~あの子は高校生~
「そ、名前。
 いつまでも“三山さん”じゃ淋しいから。
 呼んでみて」

―――ずっと気になっていたんだよね。 
 

 職場では仕方ないことだけど。
 
 2人っきりの時でも、由美奈ちゃんは『三山さん』なんだもん。



「あ・・・・・・。
 えと・・・・・・」
 照れて視線を泳がせている。 



「俺の名前を呼ぶのが、そんなに恥ずかしい?」


「あ、はい。
 その、急には・・・・・・。
 なんか、照れてしまって」
 あてもなく視線をさまよわせながら、頬を赤くする。



「そっかぁ・・・・・・」

 ふう、とわざとらしく大きくため息をつく俺。



 そして。

 次の瞬間、彼女の首元やわき腹をくすぐり始めた。


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