年下のカノジョ~あの子は高校生~
 由美奈ちゃんは涙を流しながら身をよじる。

「あはっ、あはははっ。
 み、みやっ、三山さっ」

 それでも、まだ呼んでくれない。

 俺のほうが泣きたくなる。



 くすぐる手を止めて、彼女を抱きすくめた。








「え?
 三山さん?」

 くすぐったさから開放されたものの、今度は身動き取れないほど抱きしめられている由美奈ちゃん。

 きょとんとしている。






「お願い・・・・・・。
 俺の名前、呼んで・・・・・・」


 彼女の耳元でささやいた。





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