年下のカノジョ~あの子は高校生~
「由美奈ちゃん」


 俺は彼女の額にキスをする。


 くすぐったさに目を細める由美奈ちゃん。




「正和さん」


 まだ少し照れくささが残るものの。

 俺の名前を呼ぶことに抵抗は感じられない。



 2人の距離がいっそう近くなったことを感じて、俺は胸が熱くなった。 
 





 なんとなくだけど。

 俺たちの間には自分たちが思っている以上に高い壁や、深い溝があるような気がしている。


 



 こうやって少しずつ、近づいていけたらいいな。

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