年下のカノジョ~あの子は高校生~
「もう少し眠ったら?
 起きたら、お昼食べようね」

 そう言うと、彼女はコクンとうなずいて。


 モソモソとこちらに近づいてくる。




 腕枕をして、由美奈ちゃんを抱きこんだ。


 俺の胸に頬をすり寄せて、由美奈ちゃんはあっという間に眠りについてしまった。
 



 腕の中で、幸せそうに眠る由美奈ちゃん。


 きっと今の俺の顔も、幸せそのものだろう。




「おやすみ」

 小さくささやいて、彼女のまぶたにキスをした。

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