年下のカノジョ~あの子は高校生~
「あ、そろそろ帰りますね」
 由美奈ちゃんがソファーから立ち上がる。


「ん、そう?」 

―――名残惜しいなぁ。
   もっと、もっと、一緒にいたいなぁ。



 あれほどたくさんキスをして。

 深く抱き合ったのに。


 ぜんぜん満たされていない。



 それどころか。

 余計に物寂しさを感じる。
 


 どうしてこんなにも、由美奈ちゃんを欲してしまうのだろう。 
 


 どこまで行けば、俺は満足するのだろう。



「由美奈ちゃん・・・・・・」
 俺は腕を伸ばして彼女を抱き寄せる。


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