年下のカノジョ~あの子は高校生~
「由美奈ちゃん!」

「はい?」

 くるりと振り向いた彼女の唇に、チュッとキス。


 とたんに耳まで赤くする彼女。



「な・・・・・・、な・・・・・・、何するんですかっ?!」

 両手で口元を押さえ、慌てて辺りを見回している。


「大丈夫だよ、誰にも見られてない。
 人がいないの確認したもん」

 俺だって人目を気にせずキスをするほど大胆じゃないぞ!

―――って、威張れたほどじゃないけどさ。





「だからって、こんな道路で・・・・・・」
 おろおろと半泣きの由美奈ちゃん。


「ご、ごめん。
 だって、したかったから」

―――あうぅ、我ながらなんて子供っぽいんだ。



 今更ながら自分の行動を反省。


 本当に、俺、何やってんだよ・・・・・・。

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