年下のカノジョ~あの子は高校生~
 いけないと思いつつも、ついじっと見つめていた。


 するとその女性客は、私と目が合った瞬間、ものすごく驚いた顔に。


 はっ、と息を飲む音が聞こえるほど。




―――え?!

 その様子を目にして、私も驚く。



―――何?








 だけど。

 私はもっとびっくりすることになる。


 その人がギッと睨みつけてきたから。
 



 ビクンと肩が震え、私は硬直した。

 とっさに目をそらす。



―――今の、私を睨んだんだよね?
   なんで?


 
 あっ。

 じろじろ見ていたから気を悪くしたのかも。
 


 これからはお客様をあんまり見ないように気をつけよう、と反省する私。
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