年下のカノジョ~あの子は高校生~
 店長にはバレてるらしい。

 この前、正和さんの口から言ったみたい。



 あ、それと、山岸さんも知ってる。

 正和さんが私に片想いをしている頃に勘付かれたとか。
 


 きっと、他の人たちもうすうす気がついてはいるだろうけど。

 改めて聞かれたことは無い。



 温かく見守ってくれている。

 そんな感じ。








「お、俺、客席に出るから。
 行こう、柏木さん」


「あ、はい」


 厨房のスタッフさんたちにお辞儀をして、私は正和さんの後をついて行った。




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