年下のカノジョ～あの子は高校生～

　田辺さんが妙な事を漏らしてから2日後。

　今度はランチにやってきた。
　

　例のごとく、席に呼ばれる俺。

　正直、厄介だと思ってる。
　

　いくら田辺さんが恋心を寄せてくれても、俺にはお客の1人にしか過ぎないし。


　今は、由美奈ちゃんと言う大切な彼女がいるのだ。




「こんにちは、田辺様」

　一応笑顔で挨拶する。



　俺に絡んでくる以外は特に問題もないので、店の中では大切なお客様だからな。


「こんにちは」
　田辺さんも笑顔を返してくる。


　やたらに明るい表情なのは気のせいだろうか。


　晴れやかというか。

　自信に満ちているというか。



　意地の悪い見方をすると、何かを企んでいるような感じも･･･････。