年下のカノジョ~あの子は高校生~
「あっ」

 俺はふと、あることにを思い当たる。



「もしかして、由美奈ちゃんと一緒にいるところを見られた?!」


 その可能性はある。


 由美奈ちゃんが遊びに来ていたあの日。

 田辺さんが荷物を運び入れるなどで、あの辺にいたのかもしれない。





 由美奈ちゃんを見送る俺の姿を見かけたのだとしたら・・・・・・。
 






 ここではっと気がついた。
 


 田辺さんがおととい言ったセリフ。

『今は違うくせに』
 



 あれは、今の俺に彼女がいることを知っていたからだ。
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