年下のカノジョ~あの子は高校生~
50】波乱含みのデート(1)
 5月の第3土曜日。

 俺と由美奈ちゃんはそろって休みが取れたので、約束どおりドライブに行くことに。


 今日も穏やかに晴れ渡り、さわやかな青空が広がっている。
 



 待ち合わせは10時30分。

 由美奈ちゃんの家に迎えに行くことになっている。




「由美奈ちゃんとお出かけ~」
 
 ウキウキと浮かれながら髪を整える。



 鏡の中の自分と目が合った時。



 ブラシを持つ手が止まった。


「家に行くということは、ご両親に挨拶した方がいいのか?」




 土曜日だから、おそらく由美奈ちゃんのお父さんは家にいるはずだ。


 いるのを知っていて、顔を出さないのは失礼だろう。
 

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