年下のカノジョ~あの子は高校生~
「三山さんもお休みなのに、お忙しいですね」


「田辺さんほどじゃないですよ。
 じゃ、これで」
 
 会釈をして、車を進めた。
 


 田辺さんはまだ話をしたそうな顔をしていたけど。

 こっちにも都合があるからな。



 俺はアクセルを踏み込んだ。
 






 10時25分。由美奈ちゃんの家の前に着いた。



 携帯で彼女だけ呼び出そうかとも思ったけど。

 ここまで来て、家の人に挨拶しないのはやっぱり悪い気がして。
 



 俺は車を降り、柏木家の玄関に向かった。






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