年下のカノジョ~あの子は高校生~
54】波乱含みのデート(5)
散々由美奈ちゃんの舌をねぶってから、唇を彼女の耳元に移動する。
「あんっ」
由美奈ちゃんがあえぐ。
「声出していいの?
人が通ったら、聞こえちゃうよ」
俺が意地悪くささやいた。
この玄関と通路とは、たった1枚の扉だけで隔てられている。
がっしりとした金属製の扉とはいえ、防音は完璧ではない。
その証拠に・・・・・・。
『ママ~、早くぅ。
先に行っちゃうよぉ』
『たっくん。
待ちなさい!』
子供と母親の声。
そして、2人分の忙しない足音が俺たちの耳に届いた。
「あんっ」
由美奈ちゃんがあえぐ。
「声出していいの?
人が通ったら、聞こえちゃうよ」
俺が意地悪くささやいた。
この玄関と通路とは、たった1枚の扉だけで隔てられている。
がっしりとした金属製の扉とはいえ、防音は完璧ではない。
その証拠に・・・・・・。
『ママ~、早くぅ。
先に行っちゃうよぉ』
『たっくん。
待ちなさい!』
子供と母親の声。
そして、2人分の忙しない足音が俺たちの耳に届いた。