年下のカノジョ~あの子は高校生~
「正和さんは神様です!!」

 私は真剣に言ったのに、正和さんは吹き出した。


「ははっ。
 神様は良く言い過ぎだよ。
 ま、料理は慣れだから、由美奈ちゃんもそのうち上達するよ。
 とにかく数をこなして、体で覚えることだね」
 
 正和さんの横顔は自信に満ちていてかっこいい。



「“料理は慣れ”かぁ。
 なんか、言葉に重みがありますね」


「そりゃあ、料理で金を稼いでますから」

 お互い見合わせて、くすっと笑う。



 気がつけば、私をまっすぐに見つめる彼の視線。



「あっ」

 私が小さく声を上げた時には抱き寄せられていて。



 次の瞬間にキスされた。
 



 ドキ・・・・・・ン。


 この前、このソファーでされた事が脳裏によみがえる。



―――もしかして、この後は・・・・・・。





 私は、ちょっと緊張した。
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