年下のカノジョ~あの子は高校生~
 体の付き合いにこだわってる事こそが、『自分は子供です』と言っているようなものだと、気付かされた。




―――はぁぁ、やっぱり私はまだまだだなぁ。


 つい、ため息がこぼれる。






「こらっ」

 正和さんが私の肩を引き寄せる。

 その結果、彼の胸になだれ込んだ。



「あのねぇ。
 由美奈ちゃんはまだ17才なんだよ。
 これから色々なことを経験して、少しずつ知っていけばいいんだから。
 今は焦ることないんだからね」
 
 彼が優しく私の髪をなでる。





―――ここはなんて居心地がいいんだろう。

 そっと頬を寄せる。


 優しくて、温かくて、素敵な正和さん。




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