年下のカノジョ~あの子は高校生~
58】トゲ(1)
≪SIDE:由美奈ちゃん≫
翌日。
せっかくの日曜日だというのに、うす曇りで肌寒い。
タダでさえ、客足が伸び悩む日曜のランチなのに。
こんな天気ではいつものような混雑は望めない。
間もなく1時になる。
なのに、お客のまばらな店内。
「はふぅ」
私はこっそりあくびをかみ殺した。
カラン・・・・・・。
ドアベルが鳴って、1人のお客が入ってきた。
私はとっさに入り口へ向かう。
が、足が止まった。
入ってきたのは田辺さん。
日曜日に来るなんて初めてのことだ。
まとめ上げた髪がさらに大人っぽい。
私も昨日、ピンで留めて髪を上げていたけど、全然違う。
翌日。
せっかくの日曜日だというのに、うす曇りで肌寒い。
タダでさえ、客足が伸び悩む日曜のランチなのに。
こんな天気ではいつものような混雑は望めない。
間もなく1時になる。
なのに、お客のまばらな店内。
「はふぅ」
私はこっそりあくびをかみ殺した。
カラン・・・・・・。
ドアベルが鳴って、1人のお客が入ってきた。
私はとっさに入り口へ向かう。
が、足が止まった。
入ってきたのは田辺さん。
日曜日に来るなんて初めてのことだ。
まとめ上げた髪がさらに大人っぽい。
私も昨日、ピンで留めて髪を上げていたけど、全然違う。